泡立たないクリームシャンプーとは?普通のシャンプーとの違いと、向いている人・向かない人|施術3万人以上の美容師が解説

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シャンプーを手に取ったのに、いつものように泡立たない。白いクリームのまま、髪の上をすべっていく。泡立たないシャンプーを初めて使うと、まずここで戸惑います。これで本当に汚れが落ちているのか、と。

結論からお伝えします。泡立たないのは、洗浄成分の量と種類が違うからです。泡は洗浄力そのものではなく、洗浄成分が空気を抱き込んでできる副産物です。だから「泡立たない=落ちていない」ではありません。ただし、洗い方は普通のシャンプーと変えないと、落ちきらないのも事実です。

そしてもうひとつ。クリームシャンプーは、誰にでも向くものではありません。頭皮がべたつきやすい方や、スタイリング剤をしっかりつける方には物足りません。向き不向きがはっきり分かれる種類です。

この記事では、泡立たない仕組み、普通のシャンプーとの違い、向いている人と向かない人、そして洗い方の手順を、施術3万人以上の美容師がまとめました。

クリームシャンプーとは? なぜ泡立たないのですか?

クリームシャンプーは、名前のとおりクリーム状のシャンプーです。泡立たないのは、泡を作るための洗浄成分の配合量が少なく、代わりに油分や保湿成分の割合が多いためです。乳液やトリートメントに近い作りをしていると考えると、イメージが合います。

ここで誤解が起きやすいのですが、泡そのものに汚れを落とす力があるわけではありません。泡は、洗浄成分が水と空気を抱き込んだときにできる形です。洗浄成分が少なければ泡は立ちませんが、少ないなりに汚れは落ちます。落ち方が穏やかになる、というのが正しい理解です。

逆に言えば、汚れが多い日は落ちきらないこともあります。ここが、向き不向きが分かれる理由です。

普通のシャンプーと何が違いますか?

いちばんの違いは、洗い上がりの残り方です。普通のシャンプーは油分をしっかり落としてから、トリートメントで足す。クリームシャンプーは、落としすぎずに、洗いながら残す。設計の向きが逆です。

普通のシャンプー クリームシャンプー
洗浄成分の量 多い 少ない
立つ ほとんど立たない
洗い上がり さっぱり。きしむことがある しっとり。ぬるつきを感じることがある
すすぎの時間 普通 長めに必要
1回の使用量 少なめで足りる 多めに要る
トリートメント 基本は併用する 商品によっては省ける

使用量が多くなる点は、買う前に知っておいたほうがいいところです。泡が立たないぶん、頭皮全体に行き渡らせるには量が要ります。ボトルの減りは普通のシャンプーより早くなります。

向いている人と、向かない人

はっきり分かれます。まず向いているほうから。

  • 洗ったあとに頭皮がつっぱる、かさつく方。落としすぎが合っていない可能性があります
  • 頭皮が敏感になっていて、こする刺激を減らしたい方。泡立てる手間がないぶん、摩擦が減ります
  • カラーを繰り返していて、毛先が硬くパサついてきた方。洗うたびに油分が抜けるのを抑えられます
  • 髪が細くなってきて、洗ったあとの絡まりが増えた方。すべりがよくなるぶん、乾かすときに引っかかりにくくなります
  • シャンプーとトリートメントの2工程を1本にまとめたい方。時間の短縮になります

次に、向かないほう。

  • 頭皮がべたつきやすい方。夕方には根元が重くなります
  • ワックスやオイルをしっかりつける方。1回では落ちきりません
  • 汗をよくかく季節に、さっぱりしたい方
  • すすぎを短く済ませたい方。ぬるつきが残ると、かえって頭皮が重くなります

迷ったときの目安は、今使っているシャンプーで「洗ったあとつっぱるか、べたつくか」です。つっぱる側ならクリームシャンプーが合う可能性が高く、べたつく側なら合いにくいと考えてください。感じ方には個人差があります。

泡立たないシャンプーの洗い方|普通と同じにしない

ここを変えないと、せっかく選んでも「落ちていない気がする」で終わります。手順は5つです。

  1. 洗う前に、髪をブラシでとかす。絡まりをほどいておくと、クリームが頭皮まで届きます。泡が立たないぶん、この一手間が効きます
  2. お湯でしっかり予洗いする。1分が目安です。汚れの大半はここで落ちます。予洗いを省くと、クリームシャンプーでは落ちきりません
  3. 手のひらに取ったら、髪ではなく頭皮につける。4〜5か所に分けて置いてから広げます。髪の上で伸ばすと頭皮まで届きません
  4. 指の腹で、頭皮を動かすように洗う。泡のすべりがないので、爪を立てないよう気をつけてください。1〜2分かけます
  5. すすぎは、普通のシャンプーの倍の時間をかける。ここがいちばん大事です。油分が多いぶん残りやすく、残るとぺたつきの原因になります。生え際と耳の後ろは特に流し残しやすい場所です

2回洗いが必要かどうかは、その日によります。スタイリング剤をつけた日は、1回目を軽く流してからもう一度。何もつけていない日は1回で足ります。

当店で扱っているクリームタイプ

当店で扱っているキュアフォース シャンプーは医薬部外品(薬用シャンプー)で、頭皮の状態に合わせて4タイプから選びます。このうちクリーム状で泡立たないのは、敏感肌用の「センシティブスキン(桐の香り)」だけで、ほかの3タイプは泡立ちます。

どのタイプを選ぶかの見分け方は、「キュアフォースの選び方|シャンプー・トリートメント各4タイプの違いを美容師が解説」に、頭皮の見方から順に書いています。4タイプの価格と一覧は「キュアフォース シャンプーの4タイプと価格|頭皮タイプ別の選び方」をご覧ください。

頭皮が赤い、かゆい、洗うとしみる。そうした頭皮トラブルが続いているときの選び方は「頭皮トラブルのサインと、シャンプーの選び方|赤み・かゆみ・しみるときに見ている4つのこと」にまとめました。皮膚科に行ったほうがいいサインも書いています。

よくある質問

泡立たないと、汚れが落ちていないのではありませんか?

泡は洗浄成分が空気を抱き込んでできる形で、泡そのものに汚れを落とす力があるわけではありません。洗浄成分が少ないぶん落ち方は穏やかになりますが、落ちていないわけではありません。ただし予洗いとすすぎを省くと落ちきらないので、手順のほうで補ってください。

トリートメントは使わなくていいですか?

商品によります。油分が多く、1本で足りる作りのものもあれば、トリートメントを前提にしたものもあります。毛先が硬い、絡まるという状態なら、クリームシャンプーでも毛先だけトリートメントを足したほうが扱いやすくなります。

毎日使っても大丈夫ですか?

問題ありません。ただし、汗をかいた日やスタイリング剤をつけた日に、根元が重く感じることがあります。そういう日だけ普通のシャンプーに戻す、という使い分けをしている方もいます。1本に決めきらなくてかまいません。

すすいでもぬるつきが残ります

すすぎ不足です。クリームシャンプーは油分が多く、普通のシャンプーと同じ時間では流しきれません。特に、生え際・耳の後ろ・襟足は流し残しやすい場所です。指の腹で頭皮をこすりながら、お湯を当てる時間を倍に伸ばしてみてください。

白髪染めをした日に使っても色落ちしませんか?

洗浄成分が少ないぶん、色は抜けにくい方向です。ただし色落ちは、シャンプーの種類よりお湯の温度と洗う回数の影響のほうが大きくなります。38度前後のぬるめで洗うほうが、シャンプーを変えるより効きます。

最後に

クリームシャンプーは、合う人には長く続く選択肢になります。ただ、向き不向きがはっきり分かれるぶん、買ってから合わなかったときの目減りも大きい種類です。今のシャンプーで洗ったあと、つっぱるのかべたつくのか。そこを一度確かめてから選んでみてください。

ご自身の頭皮がどちらなのか判断がつかないときは、一度ご相談ください。実際に頭皮を見て、どのタイプが合うかをお伝えします。ご予約・ご相談はLINEからどうぞ。メニューと料金は料金メニュー、場所とご予約方法はアクセス・ご予約にまとめています。

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