クッションブラシは、土台にゴムなどのクッションが入ったヘアブラシです。クッションが沈むぶん、髪や頭皮にかかる力が逃げてくれます。
ブロー用ではなく、ブラッシング用のブラシというのが位置づけです。ドライヤーで形をつくるときではなく、シャンプー前に髪をとかしたり、ヘアオイルをなじませたりするときに使います。
土台がドーム型で一度にたくさんの髪をとかせるので、髪の量が多い方、髪が長い方に向いています。
クッションブラシとは?
土台の部分にゴムなどのクッションが入っているブラシを、クッションブラシと呼びます。ピンを押すとふわっと沈むのが、他のブラシとのいちばんの違いです。
このクッションがあることで、髪や頭皮にかかる力が直接伝わらず、逃げてくれます。強くあててしまったときの当たりがやわらかくなる、と考えていただくとわかりやすいと思います。
クッション部分はドーム型になっているものが多く、一度にとかせる毛量が多いのが特徴です。髪の量が多い方や髪が長い方にとっては、ブラッシングの回数そのものが減ります。
椿油など、艶出しの成分を含ませた素材でつくられた商品もあります。
ブロー用のブラシとは何が違う?
ここを混同されている方がとても多いところです。
クッションブラシはブローには使いません。ドライヤーの熱を当てながら毛束を引くには、土台が沈まず力がまっすぐ伝わるブラシのほうが向いているためです。ブローに使うのはデンマンブラシのような、クッションのない硬いブラシです。
クッションブラシの出番は、次のような場面です。
- シャンプー前のブラッシング
- ヘアオイルやヘアクリームを全体になじませたいとき
- 朝、寝ぐせや絡まりをほどきたいとき
つまり、形をつくる道具ではなく、髪を整える道具です。
シャンプー前に使うと何がいい?
シャンプー前にブラッシングしておくと、髪についたほこりや抜けた髪を先に落とせます。絡まったまま濡らすと、シャンプー中にさらに絡まって、無理にほどくことになります。それを防げるのが実際のところの効果です。
先端を頭皮にあてて動かすと、心地よさを感じる方も多いブラシです。ただし力を入れてこするのは逆効果なので、あくまで軽くあてる程度にしてください。
なお、スタイリング剤でしっかり固めた髪には向きません。固めた髪をほどくのはブラシの役目ではないので、その場合は先にお湯で流してください。
使い方は?
順番がすべてです。
- 毛先から優しくとかします
- ほぐれたら中間から
- 最後に根元から毛先まで通します
いきなり根元から通すと、絡まりを毛先に押し集めることになって、そこで引っぱることになります。毛先→中間→根元の順を守るだけで、ブラッシングの負担はかなり変わります。
毛先の傷みが気になる方、乾燥しやすい方は、とかす前にヘアオイルやヘアクリームをなじませておくとスムーズです。
ブラシに髪がひっかかったときは、無理に引かないでください。毛先側から少しずつほどきます。
どうしてもほどけないときは、美容師の裏技があります。洗面器にお湯を張り、コンディショナーを2〜3プッシュ溶かして、そこに絡まった部分を浸してください。力で引っぱるより確実にほどけます。サロンでもお客様にご案内している方法です。
ナイロンと動物毛が混ざったもの、あるいは動物毛だけのもので、毛の長さが2段になっているタイプは、絡まった髪をほどくのに向いています。動物毛の性質については天然毛ブラシの記事にまとめています。
ざっくりほどくだけでいいときは、目の粗いスケルトンブラシのほうが手早く済みます。
よくある質問
濡れた髪に使えますか?
使えないことはありませんが、向いていません。濡れた髪は負担がかかりやすいので、乾いた状態でのブラッシングに使うのが本来の使い方です。
どのくらいの頻度で使いますか?
毎日で問題ありません。シャンプー前の習慣にしておくのがいちばん続きます。
洗えますか?
土台のクッション部分に水が入ると傷みやすいので、水につけ込むのは避けてください。抜けた髪やほこりを取り除くのが基本のお手入れです。
頭皮によいと聞きましたが?
クッションが力を逃がすため、頭皮にあたる当たりがやわらかくなります。ただしブラシは髪をとかす道具であって、頭皮に何らかの作用をもたらすものではありません。強くこすると逆に頭皮を傷めるので、力加減にはご注意ください。
ブラシの選び方シリーズ
- デンマンブラシとは?D3・D4・D5の違いと選び方
- スケルトンブラシ(ガイコツブラシ)とは?使い方と選び方
- 豚毛と猪毛はどっちがいい?ヘアブラシの違い
- 樹脂製(ナイロン)ブラシとは?メリット・デメリット
- ロールブラシの特徴と使用方法
- パドルブラシの特徴と使用方法
髪質やお悩みに合ったブラシ選びは、サロンでもご相談いただけます。
