髪の毛を染める際に使用される薬剤には大きく分けて3つに分類されますが、その内の1つがアルカリカラーです。
ヘアダイや永久染毛剤と呼ばれるものがアルカリカラーになりますが、アルカリカラーの特徴としては色落ちがしにくく染めた後の持ちが良いということが挙げられます。
これは、アルカリカラーの染め方が、脱色して髪を明るくするリフトアップをしながら髪の内部にカラーを入れていくからです。
髪の毛のキューティクルを開いてカラーを浸透させるので、しっかりと染まるのです。
また、アルカリカラーはカラーバリエーションが豊富なのも特徴でリフトアップしながらのカラーリングなので明るく透明感のあるカラーが特徴です。
ただし、アルカリカラーは内部に浸透させる薬剤が髪への負担やダメージ繋がります。
目次
メリット
アルカリカラーのメリットですが、まずはカラーバリエーションが豊富ということでしょう。
アルカリカラーは髪の色を抜いてから色を入れていくという性質から多彩なカラーを実現することが出来ます。
元の髪色などにかなり左右されてしまうヘアマニキュアよりも細かい希望などにも対応しやすく、自分の求める色にすることが出来ます。
特に明るいカラーはアルカリカラーでないとなかなか実現することは出来ませんし、メリハリのあるカラーなどもアルカリカラーならではです。
また、コーティングするのではなく髪の内部から染めていくので、染めた色が落ちにくく長く髪色を楽しめるのもアルカリカラーのメリットと言えるでしょう。
髪の状態によっても異なりますが、1ヶ月程度は色落ちせずに保てると言われています。
デメリット
アルカリカラーのデメリットですが、アルカリカラーの最大のデメリットは髪へのダメージがあるということでしょう。
アルカリカラーであっても、髪に優しいと言われているものはありますが、それはあくまでも従来のアルカリカラーと比較して髪に優しいということです。
アルカリカラーを使用する以上、大なり小なり髪や頭皮にはダメージがあります。
ヘアサロンによっては、アルカリカラーを使用する際に薬害を防ぐため保護剤を使用する所も多いです。
アルカリカラーがなぜ髪や頭皮にダメージを与えるのかですが、髪や頭皮というのは弱酸性になっています。
アルカリカラーはその名の通りアルカリ性の薬剤です。
弱酸性の髪をアルカリ性の薬剤で柔らかく変化させて髪内部に浸透させる入り口を作ります。
この柔らかく変化させることがダメージに繋がりますし、一度、変化させてしまうと元に戻すことが出来ないので必要最小限に変化を抑えることも大切です。