【ブラシの選び方】材質の違い・天然毛(動物性)ブラシの特徴

目次

ヘアブラシの特徴

天然毛ブラシは豚毛や猪毛で作られています。
動物の毛と聞くとワイルドなイメージがあり触ると少し硬い毛になっていますが、実はとても繊細なブラシなのです。
髪の毛に使うと同じ「毛」同士であるため、非常に馴染みが良いという特徴があります。
また適度な水分と油分を含んでいるため、髪をとかした時にも静電気が起こりにくくなっています
使えば使うほど髪のごわつきが抑えられ、ツヤツヤのまとまる髪に仕上げられるのです。

使用目的について

天然毛ブラシは毎日のブラッシングやブローのロールブラシに使われています
実は豚毛と猪毛によって向いている髪質も異なり、まず柔らかくてしなやさかのある豚毛は、同じように柔らかく細い髪質に適しています。
細くて切れやすい、すぐに絡まる、頭皮が乾燥しがち、ストレートヘア、ショートやミディアムの髪型の人に向いており、豚毛はきめ細やかなブラッシングが出来るため、絡まった髪もパサついた髪も、ダメージを与えないように優しくとかしていく事が出来るのです。

一方、猪毛のブラシは豚毛より太くて硬いといった特徴があり、髪質が硬く太い、クセ毛、ロングヘアに向いています。
しっかりブラッシングしても静電気が起こりにくいため、髪のキューティクルを痛めずツヤのある髪質へと変化させます。
カラーリングやパーマで痛んだ髪のケアにも使えます。
また硬い猪毛のブラシは頭皮マッサージにも使用可能。地肌に適度な刺激を与える事で血行が良くなり、抜け毛予防や育毛対策にも効果が期待出来ます。

使用方法について

Monfocus / Pixabay

天然毛ブラシはあまり水に強くないという特徴があり、頻繁に水に濡らすとブラシや持ち手の素材を傷めてしまいます
また水に濡れると特有の臭いが発生する事もあります。
そのため、お手入れをする際は水で洗い流すのではなく、ブラシに絡まった髪の毛やゴミは爪楊枝などで優しく取り除くようにします。
どうしても汚れが気になる場合は、ぬるま湯につけて歯ブラシなどで取り除いていっても良いですが、この時は洗剤を使ってはいけません。
汚れを取り除いたブラシは毛の部分を下にして、直射日光が当たらない場所で自然乾燥させます。

長持ちさせるコツは間違った使い方をしない事です。
シャンプー前やスタイリング前のブラッシングに使い、シャンプー後など髪が濡れている時は使わないようにします。
ほこりや汚れがつきやすいブラシではありますが、洗剤を使って洗う事は出来ないため、使った後に抜けた髪やゴミを取り除いておくなど、こまめにお手入れしていく事が大切です。

美容師は新品のブラシの場合、1ヶ月くらい自分で使用して馴染ませてからお客様に使用したり、艶出しスプレーやヘアオイルを付けて毛を馴染ませたりします

サロン内では紫外線消毒器で消毒をしたりしていますが、ご家庭でどうしても洗いたい時などは中性洗剤を使用し、洗浄後によく乾かすのがいいでしょう。

またブローなどの際にドライヤー口を押し付けたりすると毛が磨耗してしまうので少し離すか軽く触れているくらいの距離で使用すると長持ちします。

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