ヘアカラーをしたい時「サロンカラー」と「ホームカラー」どちらで染めますか？
この２つの大きな違いは文字に表れているように美容室でプロの美容師が染めるか自宅で自分で染めるかです。
その他にサロンカラーとホームカラーの違いは何でしょうか？
まず「サロンカラー」ですが、やはりプロの手で髪のコンディションに合わせて塗り分けが可能なのでダメージを少なく抑えられムラなく綺麗に染められることがあげられます。
また色の選択も幅広く繊細なニュアンスも表現出来ます。
一方で「ホームカラー」は、時間に縛られずに自分の好きなタイミングで安価に染めることが出来ますね。
そして手軽さや失敗の少なさを重視して髪に広がりやすい泡や液体などで作られ自宅で染めるので刺激臭も最小限に工夫されています。
実はサロンカラーとホームカラーでは入っている《薬剤》も《脱色力》も異なります。
どちらもアルカリカラーで1剤(アルカリ剤)と2剤(過酸化水素)を混ぜて使いますが、サロンカラーでは1剤にアンモニアが入っているものが多く、揮発性が高く髪の内部に残りにくくダメージが抑えられます。
ホームカラーの1剤はモノエタノールアミンという成分が多く、こちらは刺激臭が少ない反面、揮発性が低い為髪の内部に残りやすくダメージに繋がりやすくなります。
2剤の過酸化水素水は脱色力や染毛の度合いを調整するものですが、サロンカラーでは濃度の調節が可能ですが、ホームカラーでは最大濃度6％になっています。
結果サロンカラーでは、根元や毛先で薬剤を調節し、塗り分けながらも色味は均一にダメージも少なく抑えた傷みにくいカラーリングが出来、ホームカラーでは毛先の既にダメージのある部分も根元と同じ強さで脱色され同じ濃度で染められてしまい、更なるダメージ＆色ムラにもなりがちです。
サロンカラーだと多少の時間の縛りやホームカラーに比べると安価とは言えませんが、普段の自分のシャンプーでは足りないところも綺麗に洗ってもらえますし、自分の好きなカラーに染めたい方や将来的にもよりダメージの少ない綺麗な髪で過ごしたい方にはトータルで見るとコスパ的にも良いのではないでしょうか。
