ヘナカラーは、植物性のカラー剤として熱帯地方で多く自生しているシコウカ(指甲花)という植物の葉を乾燥させ粉末にしたものを水に溶いて髪に着色させます。
ヘナは古代から手足や爪を染める染料として扱われ、かの有名なクレオパトラがヘナを使って爪を染めていたという逸話も。
また、インドの伝統医学アーユルヴェーダにも様々な効能を発揮するものとして使われたり、その他にも古くから生活の中にとり入れられてきました。
純粋なヘナはオレンジ色をしており、100%ヘナで髪を染める場合はオレンジ色に染まります。
白髪や黒髪の割合によっても染まり方は変わりますが、最初はオレンジ色が強めに日が経つにつれてオレンジブラウンに落ち着きます。
目次
メリット
ヘナカラーは植物本来の色素で染める為、髪や頭皮に負担がかかりにくい事が特徴です。
一般的なヘアカラーは化学変化によって染料を髪に定着させているので髪に負担がかかってしまいます。
ヘナの葉の主成分には髪のたんぱく質に絡みつく習性があり、髪を内側から補強し保水力を高め、トリートメント効果により髪が強くしなやかに健康的なものへと生まれ変わります。
また、ヘアカラー剤に含まれるジアミンアレルギーのリスクが極めて低い為、ジアミンアレルギーの方も染めることが出来ることや更年期障害の改善や安眠効果などのリラックス効果も期待出来ます。
ヘナにはローソニアアルバという成分が多く含まれており、この成分が副交感神経を高めて眠りを深くする働きがあるそうです。
デメリット
ヘナカラ―のデメリットは植物なので産地、収穫時期、鮮度によって発色が左右され安定しない事です。
また、ヘナは植物なので花粉症などの植物性アレルギーの方はアレルギー症状が出てしまう場合も。
そして、「ヘナ」と記載されているものでも必ずしも天然成分100%で安心というわけではありません。化学成分が配合されているケミカルヘナの場合もあります。
もし気になる方は、ヘナカラーを行っているサロンで相談するといいでしょう。