髪が長いと、洗ったあとに乾かすだけでひと仕事です。「毎晩これが面倒で、つい自然乾燥にしてしまう」というお声もよく聞きます。
ただ、濡れたまま放置する時間は、髪にとっていちばん負担の大きい時間です。乾かさない選択をするより、乾かす時間を短くするほうが現実的です。
この記事では、ロングヘアを早く乾かすための順番とコツを、サロンで実際にお伝えしている内容のまままとめます。合計で3〜5分は縮まります。
ロングヘアを乾かす時間の目安
よく聞かれるので先に書きます。おおよその目安です。
| 髪の長さ・量 | ドライヤーの時間 |
|---|---|
| ショート | 3〜5分 |
| ボブ〜ミディアム | 5〜8分 |
| ロング(毛量ふつう) | 8〜12分 |
| ロング(毛量多め・くせ毛) | 12〜20分 |
15分以上かかっているなら、短縮できる余地があります。多くの場合、原因はドライヤーではなく、その前のタオルドライにあります。
タオルドライで7割決まる

お風呂上がりに、体を拭いたバスタオルでそのまま髪を拭いていませんか。そのタオルはすでに水を含んでいるので、髪の水分を吸い切れません。髪用に乾いたタオルをもう1枚用意するだけで、ドライヤーの時間が目に見えて変わります。
拭く場所は毛先ではなく頭皮
いちばん乾きにくいのは後頭部と襟足の根元です。髪が密集していてドライヤーの風が届きにくいところなので、タオルの段階で水分を減らしておきます。
指の腹でタオルごしに頭皮を押さえるようにして、水分を移します。ゴシゴシこするのはやめてください。濡れた髪は摩擦に弱く、切れ毛の原因になります。
ロングヘアは肩にタオルを1枚
髪を拭いている間に、毛先から落ちた水分で肩や服が濡れます。肩にタオルを掛けておくと、服が濡れず、毛先の水分も吸ってくれます。
取り切れない水分はティッシュで

タオルドライのあと、毛先だけまだ湿っているときは、ティッシュペーパーで毛先を挟んで軽く押さえます。1〜2枚で足ります。タオルより繊維が細かいので、残った水分をよく吸います。
タオルドライそのもののやり方は、タオルドライのコツ|髪が早く乾く正しいやり方で詳しく解説しています。この記事では、ここから先のドライヤーの話に進みます。
ドライヤーは「根元から、上から」
ここを間違えている方がとても多いです。毛先から乾かしても、根元が濡れている限り終わりません。
- 根元を最初に — 手ぐしで髪をかき上げ、地肌に風を当てます。後頭部と襟足から
- 風は上から下へ — キューティクルの向きに沿うので、乾いたあとの手ざわりが変わります
- 8割乾いたら中間〜毛先 — ここまで来れば早いです
- 最後に冷風 — 10秒ほどで十分。形が決まり、つやが出ます
ドライヤーは20cm離して、動かし続ける
1か所に当て続けると、そこだけ熱が入って乾きムラになります。手を止めないことが結果的にいちばんの時短です。
もっと縮めたい人の3つの道具
- 吸水力の高いタオル — マイクロファイバーや、毛足の長いパイル地。タオルを替えるだけで1〜2分変わります
- 洗い流さないトリートメント(ミスト・オイル) — 乾かす前に。髪が乾く速さそのものが変わるわけではありませんが、熱と摩擦から守り、乾いたあとのまとまりが変わります
- 風量の大きいドライヤー — 買い替えを考えているなら、温度より風量を見てください。ロングヘアではここがいちばん効きます
やってはいけない3つ
- 自然乾燥 — 濡れている時間が長いほど、髪は傷みやすく、頭皮はにおいの原因が増えます
- 濡れたまま寝る — 枕との摩擦で切れ毛が増えます。翌朝のうねりの原因にもなります
- 濡れた髪をブラッシング — 濡れた髪は引っぱる力に弱い状態です。粗めのコームで、毛先から少しずつほどいてください
よくある質問
ドライヤーの熱で髪は傷みませんか?
熱が入りすぎれば負担にはなります。ただし自然乾燥のほうが負担は大きいというのが現在の考え方です。20cm離す、同じ場所に当て続けない、最後に冷風。この3つで十分に抑えられます。
朝シャンでも大丈夫ですか?
乾かす時間が取れるなら問題ありません。乾かしきれずに出かけるのがいちばん避けたいので、時間がない朝は夜のうちに洗っておくほうが髪にはやさしいです。
タオルターバンを巻いたまま過ごしてもいい?
長時間はおすすめしません。湿った状態が続くので、頭皮のにおいの原因になります。5〜10分で外して、ドライヤーに移ってください。
くせ毛でもこの順番でいいですか?
同じです。ただしくせ毛の方は、根元を乾かすときに引っぱりながら乾かすと、うねりが出にくくなります。ブラシを使うとさらに落ち着きます。
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乾かし方は、髪質とくせによって最適解が変わります。サロンでは実際にドライヤーを当てながらお伝えできますので、気軽に聞いてください。
