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【2万人以上の髪を洗った美容師が教える】シャンプーの選び方〜界面活性剤の性質と種類〜

アシスタント時代に毎日30人以上シャンプーしていたMawatariです(^◇^;)

今回は界面活性剤の種類でシャンプーを語りたいと思います。

界面活性剤って何?

そもそも界面活性剤って聞いた事はあってもよく分からないですよね。これは技術用語で一般的には使わない言葉なので当然です。まず界面活性剤は『界面』と『活性剤』という言葉に分けられます。
『界面』とは、異なった性質を持つ2つの物質の間に存在する境界面を意味する言葉で『表面』や『境界』と近いです。

世の中の物質を大きく区別すると、固体・液体・気体の3つに分けることが出来ます。さらにこれらの違うもの同士が隣り合うときの界に界面ができ5つに分類することが出来ます。
固体と固体・固体と液体・固体と気体・液体と液体・液体と気体の5つです。
気体は性質が異なってもお互いに混じり合うので気体同士の界面は存在しません。

固体と固体:指とキーボード、衣類と泥汚れ
固体と液体:水とコップ、機械と潤滑油
固体と気体:皮膚と空気、地上と大気
液体と液体:水と油
液体と気体:海と大気

これら以外にも無数の界面があり、それらに囲まれて生活しています。

『活性剤』とは機能を発揮する薬剤のことで、『界面』において機能を発揮する化学物質の総称を『界面活性剤』と言います。

身の回りにある無数の界面の中で分かりやすい例は水と油に界面活性剤を入れるとお互いの界面が崩れ馴染まないはずの二つが馴染みます。これを利用しているのが石鹸や洗剤です。

界面活性剤の働き

・混ざり合わないものを混ぜる(乳化・分散)
・濡れやすく、しみ込みやすくする(湿潤・浸透)
・泡を立てたり、消したりする(起泡・消泡)
・汚れを落とす(洗浄)
・柔らかくしたり滑りを良くする(柔軟・平滑)
・静電気を防ぐ(帯電防止)
・染めムラをなくしたり、色落ちを防ぐ(均染・固着)
・菌を殺す(殺菌)

上記以外にも様々な効果を発揮してくれるのが界面活性剤で種類も性質も多様なので組み合わせることで色々な作用を得られます。

界面活性剤の主な性質

界面活性剤は一つの分子の中に『親水基(水になじみやすい部分)』と『疎水基(油になじみやすい部分)』の両方を合わせ持つのが特徴の基本構造をしています。
これは大変ユニークな化学構造のため、色々な性質を示します。
①表面張力の低下・・・各物質同士の境(界面)をボカす
②分子の集合とミセル形成・・・界面活性剤を水に溶かすと表面に配列したのち濃度が濃くなるとミセルを作って溶け込むようになる

界面活性剤の種類

界面活性剤は大きく分けて4つのタイプに分類されます。

水に溶けた時に電離してイオン(電荷を持つ原子または原子団)となるイオン性が3タイプ、イオンにならないものが1つの計4タイプがあります。イオンせいの3つのうち水に溶けた場合のイオンの種類により、アニオン界面活性剤(陰イオン)、カチオン界面活性剤(陽イオン)、陰イオンと陽イオンの行法を併せ持つ両性界面活性剤に分類されます。

活性剤の種類 特徴 主な用途
アニオン界面活性剤 乳化・分散性に優れる
泡立ちが良い
温度の影響を受けにくい
衣類用洗剤
シャンプー
ボディーソープ
カチオン界面活性剤 繊維などへ吸着する
帯電病死効果がある
殺菌性がある
トリートメント
衣類用柔軟剤
殺菌剤
両性界面活性剤 皮膚に刺激が低い
水との溶解性に優れる
他の活性剤と相乗効果がある
シャンプー
ボディソープ
台所洗剤
ノニオン界面活性剤 親水性と疎水性のバランスを調整できる
乳化・可溶化に優れている
泡立ちが少ない
温度の影響を受けやすい
衣類用洗剤
乳化・可溶化剤
分散剤
金属加工油

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